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2005年6月

2005年6月22日 (水)

村八分とストーカー

 以前ドラマで、若き日の大黒屋光太夫は、故郷の淡路で村八分にされ、耐えきれずに村抜けした。
 その際村人が、「大変だ、村抜けだ!」と叫びながら、光太夫を追いかけていた。

 光太夫が村抜けしたのは、深夜のことだった。
 熟睡していたはずの村人が、彼の脱走に気づくのは難しく、そして本来なら無関心なはずだ。
 となると村人はこのとき、「まともに相手にしていられない」はずの人間を、24時間体制で執念深く監視していたことになる。

 ある人物を不要だと意思表示するということは、逆説的なストーカー感情なのだろうか。
 社会の閉塞性とは、個人に対するストーカーなのだろうか。
 ストーカーとそうでない人を分ける一線とは、他者への際限のない攻撃性である。
 たとえ相手への嫌悪を意思表示するための行動であっても、そのために執拗に相手を付けねらえば、それはストーカーなのではないか。
 そして村八分とストーカー感情に共通するのは、他人に対しておこがましく振る舞いたいという衝動である。
 例えばいじめられる側が逃げることを、いじめる側が「甘い」と思うことも、このおこがましさだといえる。

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2005年6月 5日 (日)

国家の必要性

 以前、
「脱北を支援した日本人が、中国で逮捕された」
ことがあった。

 その時思ったが、現在の国際情勢や国家の問題は、
「国同士が小さな島国であって、その住人は互いに憎み合っている」
という前提に立っていやしないか。

 外国人に対する偏見や、外国人犯罪組織の活性化などは、こうした恐怖心から生まれるといえる。
 でなければ、自国内で生きていけなくなった者が、国外へ脱走することを恐れる必要もないかも知れない。

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地球という贈物

 一般に宗教的とされる国々の一部が、京都議定書を否決しているが、それは矛盾ではないか。

 もし何らかの神に敬虔であるならば、地球は人間をはじめとする全ての生命に対する、神からの贈り物だといえる。

 そうである以上、それを大切にしようという議決を拒否するということは、むしろ反宗教的だといえる。

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信仰か妄想か

 宗教を口実とした憎しみは信仰ではなく、執着心や妄想、強迫観念といったものに過ぎないのではないか。

 もし宗教的カタルシスというものがあるならば、それは人々が憎み合うようなものではない。

 むしろすべての人々をあくまで生かそうとする、大いなる愛を体感することだといえる。

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