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2006年11月

2006年11月16日 (木)

いじめ問題に寄せて2

 いじめの本当の理由は、いじめる側の心の中にある不満や、それを人にぶつけて晴らそうとする、安易な気持ちである。
 たとえどんな理屈をこねたところで、一人を狙っていじめるという目的のためには、それを翻すことも珍しくない。

 例えばある小学生がいじめられていた時、他の生徒一人が彼を付け狙っていたが、彼がそれに反撃した時、クラス中が彼を取り囲んで、「何イビってんだよ!と言って、彼の反撃を止めることが正義感であるかの如く振る舞っていた。

 ところがその後、彼が転校した後、その狙っていた生徒がいじめに遭った。
 しかも彼が、クラス中からはやし立てられた時に言われた言葉は、転校した生徒が反撃した際に口にし、クラス中がそれを言うことを悪とした言葉だった。

 また、私が中学の時、クラスメイトがいじめを受けていたことについて、先生が生徒たち全員を詰問したことがあった。
 そのとき一人が、「でも僕たちにだって不満はあるんですよ。それをどこにぶつければいいんですか!?」と言って開き直った。

 最後に、私も小学校の頃いじめを受け、自殺未遂を起こしたことがある。
 いじめのために自殺した子供たちに対し、偉そうなことを言う資格はない。
 しかしながら、自殺した子供たちだって、本当は死にたかったのではなく、救われたかったのだ。
 救いが無いと思う絶望が、彼らを死に追いやったのだ。

 そして皆さん、いじめによって死すら考えるところまで追いつめられた子供たちを、どうか見捨てないでください。

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2006年11月11日 (土)

いじめ問題に寄せて1

 近年また、学校でのいじめが社会問題として取り上げられているが、対処するのは、親あるいは学校どちらか一方の責任ではなく、両者の共同作業である。
 故にいじめと向き合う上でも、親と学校が慎重に話し合い、連携して対処する必要がある。
 例えば、いじめている子供の全両親と教師が、同時に子供たちを叱ることも、一つの手段である。

 また、子供たちを叱ったり、体罰を加えたりする場合は、「相手が望まない行為をしない」ことを論旨として、論理的に向き合っていきたい。

 現在、子供たちへの虐待が問題となっているため、体罰なども非常に慎重な問題となっている。
 しかしながら、親が無意識に行っている最大の虐待は、感情の赴くままに子供を叱り、勢いで罰を加えたり、傷つける言葉を吐きかけて論理性を見失うことだ。

 例えばある親が、自分の子供がいじめを受けて苦しんでいるところへ、「お前なんかに何をしようと勝手なんだよ!」と言いながら、いじめている側と一緒になって子供を殴りつけた。
 その数週間後、子供が他の子供たち相手に逆上した際に、「みんながお前にしていることには、ちゃんとしたルールがある。そんなことで怒っていたら社会でやっていけない」と言ったことがあった。

 このように、正反対の論理でいじめる側の行為を正当化し、いじめられる子供を精神的に追いつめる親もいる。
 このように、矛盾する論旨で子供の自我を崩壊へと追いやる行為を、心理学では「ダブル・バインド」と言うが、虐待を気にするのであれば、最優先で避けるべき。

 親がいじめに加わった加害者の子供を叱る場合も、「相手が望まない行為をしない」という論旨を一貫させて慎重に伝え、感情に任せた言動で無闇に傷つけることは避ける、それが躾と虐待を分ける一線ではないだろうか。
 そして加害者に体罰を行う場合も、相手が望まない行為を執拗に行い、改善が見られなかったから等、子供にその理由を納得させることが大切だ。
 感情に任せて、気ままに殴るから虐待になる。

 最後に、子供がいじめに遭った親御さんたちに。
 決して子供を見捨てるような言葉を吐かないでください。

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