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2007年3月 9日 (金)

書評:天才たちは学校がきらいだった

天才たちは学校がきらいだった
トマス・G・ウェスト 著/久志本克己 訳
講談社 1994年 ISBN4-06-154208-7

 この研究は、アインシュタインやエジソンなど多くの天才たちが、若い頃は難読症と思われ、成績不振や子供たちの社会になじめない、といったことに苦しんでいたことに基づく。

 現代社会が重視する価値観は、読み書きや算数、けんかや世知といった、わずか数種類の事柄における強弱でしかない。
 それ以外の才能を評価する機会は、上記のようなものを評価する機会と比べて少ない。
 そしてこれらの価値観は、子供たちの世界に於ける政治学でもあり、「いじめ」のターゲットになるのは、往々にしてそのサディズム的価値観に、乗れなかった子供たちでもある。

 ニート や 引きこもり と呼ばれている人たちの多くは、社会が要求するわずか数パターンの脳の使い方になじめずに、疎外感に苦しんでいる。
 裏を返せば、それ以外の多彩な使い方においては、驚くほど知的で感受性豊かな人々でもある。
 中にはアインシュタインのような発見に至る才能を秘めている人や、自分に適したある種の表現で才能を発揮する人もいるだろう。
 また、二千年前の社会であれば、シャーマンとして地域の尊敬を集めていたかもしれない人材が、そうして埋もれている恐れもある。

 彼らに必要なのは、現代社会的な特定の事柄になじめないことに対する詰問ではなく、彼らの秘めた能力や個性を生きる力として分かち合う、社会の底力である。

 近年ではまた、トニー・ブサン氏を中心に、脳を最大限に活用した読書法や、ノートの取り方などが研究されている。
 ブサン氏の研究は、従来の勉強法が脳の特定部位だけを、ある特定の使い方だけで使う方法であり、成績はその優劣のみで決められていたことへの疑問に基づいている。
 脳の形や思考モードが多彩であることに基づけば、脳の可能性を限定するよりはむしろ解放する学習法こそが、健全な勉強である。

 特定の脳の使い方や、特定の所作に不得手であったり、「変わってる」と見なされたという理由だけで、実は優秀な多くの人材が、自分の生かし方を見いだせずに打ちひしがれる時代は、今終わろうとしている。
 特定の事象の得手不得手だけで人を裁く時代の後はきっと、多くの事柄で人々が互いを生かし合い、その力が調停し合い、共存する時代が到来する。

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コメント

本当にそうなりゃいいんだがねえ・・・。
IQだけはやたら高いのにアスペ診断食らってはいさようならだバーロー・・・。

そういや大学の成績はやたらよかったような・・・。

投稿: 菊理宮昭徳 | 2007年3月15日 (木) 14時02分

菊理宮さん、コメントありがとうございます。
こうなったら得意分野を伸ばして、教授や専門職に
再チャレンジというのも、ありかと思います。
『天才たちは』にも、多くの天才たちにもやはり
アスペルガーの疑いがあった、と書かれています。

投稿: 占い師の滋夢童 | 2007年3月16日 (金) 23時11分

はじめまして。toposophyと申します。

記事を拝読させていただきましたが、日本の現状を上手く言い当てていると思いました。

私も、日本の学校教育に違和感を感じる人間でしたが、大学卒業まで学校の教育制度に言いなりになってしまい、自虐と快楽の悪循環を繰り返して遂には堕落のほとんど底まできて、地獄を見ました。

その為に、未だにその罪悪感から抜けきれていません。時々自分みたいな悪い人間は生きていていいのか?と思うことさえあります。

それでも、改めて貴方の記事を読ませていただいて、私自身はまだ生きていて良い人間なんだな、と再認識し、勇気づけられました。

地獄から極楽へ向かう、霊性の黄金時代に向かって、これから準備していきたいと思っています。

ありがとうございました。

投稿: toposophy | 2007年3月30日 (金) 05時09分

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