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2007年7月 5日 (木)

アメリカ的分裂症

 アメリカが憎む「悪」とは、自己嫌悪である。
 アメリカは、建国の父となった移民たちによる原住民虐殺の強迫観念を、他国家のアイデンティティ破壊を繰り返すことで正当化しようとしてきた。
 そしてその他者が、自らが感染させた病気によって、自分と同じように強迫観念に駆られて他者を迫害したとき、それを悪として憎む。
 「近親憎悪」とは、自分の一番嫌な面を、自分に近い存在に見いだすことであり、その標的は、「嫌悪される自己」の代理をさせられているに過ぎない。
 大日本帝国、ソ連、アフガニスタン、そしてイラクは、アメリカによって利用されたが故に、近親憎悪の対象にされた。

 ユングはかつて「神は変わる」と言ったが、それはアメリカに好都合だったといえる。
 アメリカの「聖戦」の理念は、「きのうの友は今日の敵」であるが、アメリカは敵をすり替える毎に、国是や信条そのものをもすり替えてきた。

 アメリカは植民地主義時代に、太平洋沿岸の国々を侵略し、アメリカとキリスト教を拒絶した「野蛮人」を弾圧し、拷問を加えた。
 それが大国同士のエゴがぶつかり合うようになると、強引に開国させた日本に覇権主義を吹き込み、ロシアとの代理戦争をけしかけた。
 後に日本が暴走し、ロシアが共産主義化すると、アメリカは日本を悪者にするため植民地主義批判に転じ、共産主義の恐怖を吹聴しながらソ連と裏取引し、日本を潰した。
 続いて征服した日本を、共産主義との対立を演出するために利用し、ベトナム戦争では「悪」から「民衆を守るため」に化学兵器を散布し、イラクやアフガニスタン、南米やアフリカの「独裁国家」を、共産主義の脅威と戦うため支援した。

 イラン・イラク戦争は、アメリカとソ連の代理戦争だったが、それが一段落し、イラクがアメリカにとって用済みとなると、今度は人権問題でイラクを告発した。
 そしてイラクが、ソ連から武器を輸入せざるを得ないように追い込み、そこに「共産主義の脅威」をこじつけ、湾岸戦争にかこつけた。

 イラクが湾岸戦争でソ連製の武器を使ったことで、アメリカには現在でも、イラクが共産主義国だと信じている人がいる。
 しかし、イラクはアメリカの盾となってソ連の影響力と戦ったのであり、イラン・イラク戦争ではアメリカ製の武器を大量に使い、そして現在でも共産主義を嫌悪している。
 フセイン=スンニ派が共産主義的というのは、全くのデマであり、むしろイラン=シーア派の方が、親ロシア派である。

 そしてアフガン、イラク両戦争は、かつてアメリカと組んでソ連を追い出した、戦友との戦いである。
 結果、ソ連の影響を受けたシーア派の台頭を許すことにまでつながっている。
 見方を変えれば、元アメリカ派の国々に対してソ連の敵討ちを仕掛けた、ソ連の代理国家は、アメリカ自身ということにもなりかねない。

 また、日本はアメリカの原爆投下と平行して、ソ連からまで北方侵略を受けたが、これも両国による旧ロシア帝国の敵討ちではないか。
 そして現在アメリカは、北朝鮮問題を解決すべく、拉致などの被害者であり、同盟国であるはずの日本を外し、むしろ日本を利用して対立してきた「悪」である、中国と対話している。

 横溝正史の代表作『犬神家の一族』では、正式な孫であった佐清と、犬神家乗っ取りを企む愛人の子 静馬がすり替わっていたことが、事件の鍵となっていた。
 アメリカの理念も同じように、異質と言われながらその実瓜二つの何か別のものと、すり替わっているのでないか?
 少なくとも、そう疑う価値があるほどに、軸を失い、分裂しているのである。
 そしてもし、アメリカを操って世界陰謀を企んでいる存在があるとするならば、間違いなくその分裂症につけ込んでいる。

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このように人間にとって重要な働きをしている脳ですが、ほかの臓器と同じように病気になることもあります。脳の病気の主なものには、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、脳腫瘍、パーキンソン病、三叉神経痛などがあります。 [続きを読む]

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