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2008年10月20日 (月)

犬神家の予言3

注意!この投稿には『犬神家の一族』のネタバレが含まれていますので、未読の方などは、お読みになる前にご注意ください。

第三章 斧琴菊

 この物語の中では「ヨキ(斧)、琴、菊」が三姉妹の息子たちの象徴とされましたが、彼らの殺害方法は、宗教の問題である「聖俗分離」と関わります。

 これは神に対して「裏と表」を使うこと。

 一神教の問題における怨瑳や、「神のため」良心に背く行為を繰り広げる、分裂した行為を表しているのです。

 最初に、佐武の生首(人民)が菊人形に活けられ、身体(国家)が船で流されたことは、エジプトやローマなどに隷属させられ、祖国を失って欧米で差別されたユダヤ人そのものではないでしょうか。

 そう、「菊」はユダヤ教のシンポル、六芒星を表しているのです。

 次に「琴糸」を首に巻かれた佐智。

 これは三大一神教の中でイスラム教だけが聖俗分離せず、しかしイスラム原理主義の息苦しさに陥ったことを象徴します。

 そして佐清は、湖面から2本の足を突きだすことで、「ヨキ(斧)」を象徴。

 しかし同時に、2機のジャンボジェット機が、まるで斧のように2本の巨大なビルに打ち込まれた、あの惨劇をも象徴します。

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