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2013年8月24日 (土)

日本にとって戦中とは何だったのか

 岸田秀教授の分析によると、明治維新から現在にかけて、日本は列強に強要された開国から、分裂症に陥ってきた。

 卑屈な対米追従を、分裂症の表の面とすれば、戦中の鬼畜米英が、同じ分裂症状の裏の面だ。

 ところで、世界が秘密結社などと呼ばれる、特定の者達の意図で操られた結果、現在までの歴史が形作られているという説が、「世界陰謀論」だ。

 そしてこの論に照らしてみれば、秘密結社が原爆を開発し、世界経済への支配を強化する目的で、日本を分裂症状にするための開国を演出したことになる。

 そう、あらゆる国をマインドコントロールし、正史をアリバイとすることこそが、秘密結社が秘匿してきた、真の魔術奥義かもしれないのだ。

 そしてこの観点から、日本の戦中を振り返ると、あるものに似ていることが分かった。

 そのとき日本は、それまでジャポネスクと呼ばれた文化の開花や、文明そして瀟洒な生活といった生活の発展を悪として拒み、女性の忍従を強いて男女の人権を抑圧し、戦争反対などの異論を弾圧し、中国・朝鮮人を差別した。

 これは果たして、中世ヨーロッパの暗黒時代に類似していないだろうか。

 当時ヨーロッパは、瀟洒な文化を「サタンの誘惑」と呼び、異端・魔女狩りで異論を弾圧し、ユダヤ人を差別した。

 つまり日本は、世界陰謀の術によって、暗黒時代に陥って戦争に突入したのだ。

 またこれは、欧米人がイスラム原理主義を恐れる一因でもある。

 つまり女権抑圧や文明拒絶などが、暗黒時代のトラウマを見せつけるからだ。

 さらに言えば、日本人の近年の右傾化は、自らが暗黒時代に陥った痛みと、日本人が向き合えていないという証だ。

 そして日本人がその痛みと向き合い、克服してゆくことこそ、秘密結社が最も恐れていることだ。

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