このところ、
消費税増税と共に問題視されているのが、
マイナス金利が長期的に、
国民の賃金水準が物価水準に追いつかなくする、
「ステルス・タックス」ではないかという疑惑です。
そしてよくよく考えてみれば、
税金という物は国家運営に不可欠と言うよりも、
国民の生活水準を抑制するという意味合いが大きく、
それは例えば江戸幕府の農業政策の柱だったとも言われます。
ただ江戸時代までは、
米などの農作物が貨幣に近い価値を持っていたため、
主たる食料の流通を正常に保つために、
農業政策が重視されていた面が強く、
また農民への人権抑圧があったものの、
苛烈な圧政もまた罰せられるという意味では、
現在の安倍政権の高圧的な態度と比べれば、
むしろ公平に近かったかもしれません。
そして現在、
消費税を始めとする庶民増税が、
生活水準を下げていると言われますが、
もう一つ「安かろう悪かろう」の大量生産が、
質の悪い商品を出回らせる結果となり、
庶民の生活下げるという「精神的課税」になっています。
そして今問題になっている保育環境の脆弱さも、
そうした庶民生活インフラの弱体化といえます。
特に「安かろう悪かろう」が出回ることが、
庶民の「精神的ステルス・タックス」になっている理由、
それは100円節約するために、
実は200円分水準を落ちている可能性があるのです。
それは靴下のような日用品から始まっています。
そしてそのフラストレーション故に、
「安物買いの銭失い」が悪循環になっている、それがアベノミクスの恐怖なのかもしれません。
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